アパート経営をする大家さんは、土地や建物という資本をもとに、年間売上 何百万、何千万をあげている経営者です。
経営者たるもの、事業の企画やそれに伴うリサーチが重要なのは当然です。
ここでは、アパート建築の企画決定までに必要なリサーチについて説明 します。
市町村のホームページなどで、過去5年間の人口と世帯数の推移を調べます。
人口があまりに減っているような地域は、アパート経営として向かない可能性もあります。
また、人口は横ばいでも世帯数が増えているような場合は、世帯あたりの人数が減っているということですので、単身者向けの間取りが有望だということも分かります。
自治体や地域によっては、建築する間取りに制限がある場合があります。
一定戸数以上のワンルームを建築できなかったり、駐車場を必ず確保しなければならなかったり・・・といったものです。
この制限に抵触してしまうと、せっかく考えた企画も水の泡になってしまいますので、予めしっかりと確認しましょう。市町村役場に行って聞いてみるのが手っ取り早い方法です。
この調査は重要です。大切なマーケティング戦略になります。
周辺ではどのような間取りのアパートに、どれくらいの空室があるのかを、実際に周辺を歩いてチェックします。空室率の調査はいろいろありますが、電気やガスのメーターを確認するのが良いでしょう。
また、家賃相場は賃貸情報誌やインターネットで調べられます。
家賃相場を把握していないと、建築会社が提案した収支プランが妥当なのかどうか分かりません。
あり得ないような高い家賃でシミュレーションした収支プランを信じてしまうことがないよう注意しましょう。