土地を持っている方と、持っていない方では、工務店もハウスメーカーも対応が違います。
土地を持っていない方は、言葉は悪いですが「客ではない」とみなされる場合が多いのです。

まず、土地が決まっていないと建築プランをたてられず、見積もりを出すことはできません。

購入したい土地が決まっていたとして、「この土地を買おうと思うけど、いくらで建てれる？」と見積もりを依頼しても、メーカー側は「本当に土地を買えるのですか？買えるとしても、さらに建築費まで融資を受けられるのですか？」という目で値踏みします。

土地購入＋アパート建築費の融資は、難しいケースが多いようです。

アパート建築の見積もりを作成するために、メーカーは依頼者の話を聞き、測量し、法規もチェックします。それなりに、人と時間とお金を使います。
手間をかけて見積もりを作成したものの、「土地買えませんでした」となれば、すべて無駄になってしまいます。
なので、土地を持っていない方は客としてみてもらえないのです。

「この土地を購入する自己資金はしっかりある」
「現在、不動産屋に土地購入の買付申し込みを入れていて、あとは自己資金で決済するだけ」
という状態でないとで、見積りは出してもらえないでしょう。

土地を所有されていない場合は、見積り自体も断られてしまうことが多いので、土地を買えるくらいの自己資金を準備しておくのが、ひとつの目安になります。