実は、これはとても多い質問です。しかし逆説的ですが、説得して上手くいったというケースはあまり聞いたことがありません。「説得」というよりも「一緒に考えていく」というスタンスが大切でしょう。
特に多いのがお父様お母様の理解を得られないという相続人(お子さん)の方ですが、急に説得しようというのではなくて、時間をかけてゆっくり話し合っていくというのが大事なようです。
あくまで確率論ですが、無理に進めたプロジェクトは、途中で家族の向かう方向性がバラバラになることもありますし、最悪のケースは家庭がギクシャクしてしまうので、私達もあまりオススメしたくありません。それよりも、北風と太陽ではないですが、みんなが納得して進んだ方が、よい物件がたつことが多いですし、みなさんも幸せだと思います。
ひとつテクニックとしては、ご家族だけで話し合うのではなく、第三者に入ってもらうことです。信頼できる方(税理士さんなど)がいらっしゃるならそれでもよいですし、もし、土地の所有者さんも含めて、一度いろいろ話しを聞いてみたいということであれば、私達のようなご相談サービスを活用してもらってもよいと思います。
また、もうひとつよくあるケースとして、土地の所有者さま(両親であることが多いです)が、ある大手ハウスメーカーの説得で進めてしまい不安ということであれば、やはり一社だけでなく、複数社の話しを聞いてみる場を設けるのがうまくいくと思います。説得というよりは「私達も一緒に考えたいから、インターネットで調べた工務店さんの話しも聞いてみないか?」などと一緒に考えるスタンスで進めらられるとよいでしょう。
どちらにせよ、最終的に大切なのは、アパートを建てることではなく、ご家族の輪と資産が守られることだと思います。大変なこともあるとは思いますが、ぜひ一緒に考えるというスタンスで望んでみてください。